わたしの羊

 羊毛倉庫 という名前の人形作家がいらっしゃいます。

東京などで、個展をなさっているのは知っていましたが、
作品を札幌で拝見することはなかなかなく、インターネットで写真をみて、
そのお人形のたたずまいにずっと惹かれておりました。

何年か前、羊毛倉庫が教えるお人形教室、というのが札幌であって、
申し込んでいたんです。けれども中止になってしまって。
先日、再開のお知らせがあったので、嬉しくてすぐに申し込みました。

友人のYOKOさんも偶然に同じ講座にお申し込みでした。
そのことも嬉しくて、女学生みたいに前の晩、
「お弁当もっていく?」とか、
「駅の改札で9時、いや9時15分にね!」とか待ち合わせてまいりました。
地下鉄の中でも、前に大きなバッグをかかえて、
混んでいるから体をぎゅっとくっつけて
最近あったことや、今日楽しみだね!なんて
会話もまるで女学生みたい。


あこがれの羊毛倉庫は、やはりとても素敵でした。
わたしはなんだかあがってしまって、馬鹿な質問をしたり。
10時から4時までの講座中、お昼ご飯の1時間を抜かして、ずっと立ってわたしたちのまわりをまわって、
手助けをしてくださり、お人形作りのこつや、中に入れる鉛の取り扱いの注意や、ご自身の試行錯誤のことをお話ししてくださいました。
「おうちに帰っても、おひとりでできるようになるように、と思っています」とおっしゃって。
たくさんの秘密や、時間をかけて見つけたこつがあったと思うのです。
けれども、それらをわたしたちに惜しみなく教えてくださいました。

羊毛倉庫のブログを読んで、旅に出られた気持ちや、ご感想や、写真をみてどんなかたかなあ、とずっと思っていました。羊毛倉庫の映画評もとても好きでした。
孤独を確かに知っていて、そっけない。
けれども世界を一緒に生きるいのちへの愛に満ちている。

先生、ありがとうございました。
YOKOさんとわたし、ランヴィエと鉄の針を手に入れました。
新しい世界がたしかに広がったような気がしています。


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by forest_garden | 2016-07-25 08:49 | Comments(0)

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